先日、アウトレットに行った。もちろんセール目当ての買い物だ。何着か服を購入した。
アウトレットでセール。とても魅力のある響きだ。50%オフは当たり前、70%オフもある。
定番品や人気商品はないが、思わぬ掘り出し物に出会うケースも多い。
サイズがなく、残念なケースもある。その場合でも、そこまでのドライブが楽しめる。
でも、ふと心配になる。世の中にはアウトレット以外にも安さを謳うものが氾濫している。
ピザも30%オフは当たり前、くじ引きで当たれば50%オフも獲得できる。
飛行機も事前割引で半額近くになることも多い。キャッシュレスでは常に還元がある。
マッサージ屋さんも、いつのまにか60分3000円と以前の半額のものが増えてきた。
利幅が薄くても利益総量が増えるのならよいが、給与を下げての利益確保では悲しい。
また、利用者が少ししか増えず、価格競争で、業界の利益総量が減少しているなら問題だ。
効率化して、コストを削る。もうかなりのレベルまで来ていると思う。窮屈になった。
そろそろ、価格を上げることに、みんなで挑戦するタイミングではないだろうか。
世の中に、なんとなくだが、値上げは悪いことのような印象がある。特に日本には。
もちろん、目の前にあるものを、突然2割高い値段で売るといったら誰も買わない。
では、価格を上げるにはどうすればよいのだろうか。価値の見える化が必要だ。
現在、いくらで何を売っているかを見える化する。提供価値の内訳を作るイメージだ。
次に、顧客がその価値をどう使うか、前後で何をするかに思いを巡らせる。妄想する。
その中で、どれであれば追加で提供できて価値として感じてくれるかを考える。価値を足していく。
既に提供した価値に何を足せば、顧客が成し遂げたいことを短時間で実現してもらえるかを考える。
足した価値で、顧客が短時間で目的を達成できれば、価値は認められ価格を上げることができる。