操る楽しみ

モビリティ。中でも車は最近、移動の道具だ。
スムーズな乗り換えかつお得な料金の移動サービスが流行りだ。
自動運転の世界も少しずつ近づきつつある。
お酒を飲んだら自分の車が迎えにきてくれる。確かにワクワクする。

空間としての活用も広がっている。ミニバン人気もそこにありそうだ。
最近では驚いたことにドライブインシアターが復活。歓喜している人も多い⁈
カーシェアリングもリモートワーク拠点や仮眠の場所として使われている。
昔からあるのは、夜景スポットに駐車して2人だけの時を過ごす貴重な場だ。

デザインはどうだろうか。所有欲を刺激するアイテムだ。
ボディカラーは白一色だった時代から様変わりした。
複雑な曲面からなる形状が生み出され、立体感が伝わってくる。
丸目のヘッドライトは既にレトロな象徴で、複雑形状のLEDランプはシャープさを演出する

でも、忘れたくないのは、操る楽しみだ。身体性が拡張する。
電車や飛行機はハードルが高い。車なら誰でもできる。
まずはゲームやVRで練習してもいい。操作を安全に覚えるのには最適だ。
少し自信がついたら、風を感じながら、音を聴きながら走ると世界が広がる。記憶に残る。

少しずつ操る技量を高めたい。そんな気持ちをみんなに喚起してみたい。
技量が上がる毎にバッチが貰える。ゲームでの技量も加味される。
いきなりサーキットライセンスではハードルが高すぎる。
取得しても、サーキットは遠く、やはり値段が高い。

街中の空き地に、狭小迷路やダート路、ツルツル路面を作る。
耕運機やショベルカー、フォークリフトなどの働く車を操る場も欲しい。
リモコンで運転席の外から操る訓練も作ると、ゲームとの連動性が高まる。
バーチャルとリアルが絡み合った新しいモビリティの楽しみ、操る楽しみを生み出したい。