構想へ一直線に進む

新たな価値を生む素晴らしい構想があったとしよう。できれば素早く実現したいはずだ。
まずすべきは、構想を人に伝えることだ。一緒に構想を実現してくれる同士を探す旅を始める。
普段から構想を話すことを癖にしていると、会いにいくべき人を探すのに苦労はない。
電話ではなく、メッセンジャーなど相手の時間を制約しない手段を使って伝える。

初期に大事なのは、構想を膨らませるのが得意な人、構想を整理するのが得意な人だ。
生み出す価値を大きくする為の工夫や、その価値を社会の中に組み立てる方法を詰めていく。
この段階で、どんな機能やノウハウがいるかが見え始める。次に巻き込むべき人が決まっていく。
登場人物を増やしながら、それぞれの人物の活躍の場、参画する意義を整理していく。

大抵の場合、たとえ大企業であっても、ここまでに出てくる全ての人を社内ではカバーできない。
社外の変人ネットワークに頼ることになる。変人とはその道のプロだが、少し変わった人だ。
常識の異なる人との交わりが構想を豊かにする。新鮮さは常識のズレから生まれることもある。
したがって、日頃から多様な変人との交流を楽しんでおくことが重要だ。刺激的だ。

巻き込む際、大事なのは構想の核を失わないこと。それを端的に表現した1枚を用意しておく。
構想から大事な部分以外をそぎ落とし、1枚のシンプルな絵に落とし込み、常に立ち返る。
もちろん、シンプルな絵を描くには、様々な業界やクリエーターとの対話をしてきたプロが必要だ。
そうすることで、構想は研ぎ澄まされ、誰にでも確実に伝わるものになっていくのだと思う。

ここまでくると、仲間が仲間を呼び始める。但し、構想の核を大事にしているかの見極めが重要だ。
構想の可能性が膨らむに連れて、雑音も入ってくる。そこに惑わされず、真っ直ぐに進んでいく。
あと、既にあるものを、ゼロから作らない。それを持つ人の共感を引き出し、引き込んでいく。
構想実現の成否はスピードにあると思う。出来ることから試してみることが大事な気がしている。