気に満ちた場所。

特に今まで風水というものを意識したことはない。でも最近、場の力を感じる。
例えば、きづきの神宮道オフィス。平安神宮の参道にあり、出て右に鳥居がある。
良い気の流れが満ちた道に感じる。少しばかり、その流れにあやかっている気がする。
空気が澄んでいて、なにか清々しく、気持ちがすっと整うような気がしている。

何か損をしている。そんな感覚を持つオフィスもある。空気の流れがあまりない。
照明の配置なども原因かもしれないが、少し暗くなんとなくジメジメしている。
原因は、風の通り道があまりないこと、光の差し込みに変化がないことだと思う。
風は肌に、光は目と肌に心地よい刺激をくれる。自然の力が足りないのだ。

幸いにもその会社は移転が決まった。こんどは趣のあるビルの一角、3面採光だ。
歴史は学んでないが、文化財といっても良い建物だ。色々な営みを見守ってきたはずだ。
そして、いまもなお立ち続けているので、そのビルは様々な成果を生み出してきたのだろう。
積み重ねた歴史を感じつつ、良い気を掴みながら、会社は大きな成長を遂げていくと思う。

ぴぴっと感じた建物があった。以前よりガレージハウスを探しているが、その候補だ。
ある宗派の総本山が建つ広大な敷地の脇にある建物だ。建ててから70年くらいらしい。
目の前が少し広場になっていて、そこに交番があることも特徴だ。
周囲には石材屋さんと畳屋さんも何軒かあった。時間感覚の変化も楽しめそうだと感じた。

まだ内見はしていないが、光の差し込み、風の通り道を確認したいと思う。
数時間かかると思うが、総本山も一周してみたい。その建物は総本山からどう見えるのだろうか。
どんな形で見守られ、どんな気が流れているのだろうか。その場に立ち体感してみようと思う。
自然、歴史、時間、営み。場の力や気の流れを捉えて、日々を過ごしてみたいと改めて思った。