部品を揃えていく。

色々な仕事を同時にやる時のコツ。昨日のコツは時間を決めてやるだった。
今日は、部品という概念を持って、意識して揃えていくことの重要性を考えてみたい。
部品とは、もちろん自動車部品などでいう部品だ。全部揃えて組み立てれば車ができる。
逆に部品が揃わないと、特にクリティカルな部品が揃わないと車とならない。

大事なことは、自動車部品とか、自動車を作るのに必要な部品という意味合いだ。
目的を実現するために必要な部品を揃える。これが色々な仕事を同時にやるコツにつながる。
まずやるべきは、自分が何を成し遂げたいかという大きな目的を持つことだ。
例えば賑わいの創出でもいい。それを実現するためにはいったいどんな部品がいるだろうか。

部品というのはつまり、機能やノウハウや仲間だ。それを組み合わせると目的に近づく。
実は、目的を大きく持っておくと、目の前に現れたどんな仕事も、その目的とつながることに気づく。
目的に直結する仕事もあるが、回り回ってつながる仕事もあるが、全く繋がらない仕事は少ない。
故に、どんな仕事をやる時にも、大きな目的の部品を作っていると思いながら仕事ができるのだ。

目の前に現れた仕事、自分がやりたいと思った仕事の中から、大きな目的により貢献するものを選ぶ。
そうすれば、色々な仕事を同時にやっていたとしても、その仕事、つまり部品同士がつながり合う。
あれとこれができれば、大きな目的にまた一歩近づいた。次はこれを作り上げたいとなる。
一見相互に関係ないと思われる仕事もそうでなくなり、仕事が終わるごとにワクワクが生まれてくる。

これを表現する時、フラクタルという言葉を使う。仕事や物事をみると同じ形に見えるという意味だ。
同じ形の大きさの違うものに見えて、より同じ形なもの、仕事を能動的に選んで進めていく。
ある形と近いものを抽出するフィルターを持つようなものだ。これがあると沢山の仕事が楽しくなる。
もちろん、大事な部品なのでどれも手を抜くことなどなくなる。多数の仕事も一つに見えてくる。