鼓舞される。

 人の気持をふるい立たせること。勢いづかせること。鼓舞の意味だ。
どうやったら鼓舞されるのだろうか。たとえば大谷さん。超絶凄いものを見る。
まずくるのはヤバい。人の領域を超えているだ。純粋に驚きだと思う。
そして次にくるのは人はやればできる。自分には鍛錬がまだまだ足りていないだ。

とはいえ、どこかに大谷さんと比べてどうする。いやいやおこがましいとも思う。
その一方で、自分に合った分野なら、突き詰めることで大谷さんになれるはず。
こんな気持ちも湧いてくる。やはり鼓舞されたと言っていいのだと思ってくる。
圧倒的なものを見てそれが異常な努力の積み重ねで生まれたとしると勇気が湧く。

アニメを見ていても元気をもらうことが多い。主人公の葛藤や挫折を乗り越える姿だ。
ありえない敵やありえない成果に向かって一直線に進む姿には感情移入してしまう。
涙さえ出てくることもある。そのあとは単純に自分もやらねばと思ってしまうのだ。
とはいえ、そんな強敵もいないし、ありえないレベルの成果も求めてはいないのだが。。。

では、鼓舞の源泉はどこにあるのだろうか。大事なことは自分と同じ分野でないこと。
あまり遠いのも良くないかもしれないが、同じ分野は良くない。驚きが欲しいからだ。
日常の現実を過度に意識しない状態で、純粋に刺激を受ける。それが大事な気がする。
できれば、意外と共通する部分も多いかも。そんな気持ちを持ってもらえるといい。

よく天才か努力家かという声を聞く。天才とはやることが心身と調和していること。
努力とは正しいありたい姿に向けギャップを埋め続けること。あ、この2つは大きく異なる。
天才か努力家ではなく、天才が努力家になることだ。そうすることで大きな成果が生まれる。
無理をせず、心身にあったことをありたい姿を見据えて続ける。それに気づくことだと思う。