教科の主たる教材として用いられる図書のこと。これが教科書だ。
確かに小学校の頃から、時間割に沿って教科書をたくさん持っていた。
ランドセルにその日に必要なものを突っ込んで、学校に通ったものだ。
そういえば、突っ込んだはずの教科書がない。そんなこともあったと思う。
昨日、久しぶりに教科書という言葉を聞いた。バスワードへの答といった位置付けだ。
これを読めばそれを実現するために必要な基礎知識は身につく。そんな感じだろう。
それはおそらく、概論に加えて、使う人の目的別に編集された部分がある。
目的から逆引きすることで、ツールや道具に踊らされることなく、目的に辿り着ける。
一番やってはいけないのは、ツールや道具の説明を延々とすることだ。
概論についても同じで、できたら無数の事例があると良いと考えている。
無数の事例があると、それを活用してその教科の全体像を俯瞰することができるからだ。
抽象度のレベルを合わせて、階層を作ることで、使い手のリテラシーに応じた使い方ができる。
個別に留まった人でも、周辺や大きな目的を見据えることができるようになるはずだ。
あ、できたら読み始めたところや読み進む順序に合わせて、次に出てくるものが変わる。
そんな仕掛けがあったら興味津々だし、興味が続くのではないかと思う。
誘う先は、その教科の全体像を俯瞰できる、個別の具体がわかるようになることだ。
人は全体像やメカニズムが分かると俄然、モチベーションが上がる生き物だと思う。
自分の中に、その対象物を立体的に見出せるようになる感じだ。広がりが見えてくる。
それは時間軸の広がりかも知れないし、価値連鎖の広がりかも知れない。
教科書をアップデートしよう。順番に読むだけでない、ワクワクが加速するものに!