ものづくり企業を元気にしたい。そんな気持ちを強く持っている。
これは決して私だけが持っているのではなく、沢山の人の想いだ。
既にあちこちでその想いを実践に移している人達もいる。結果も残している。
でも、ものづくりを営む企業の数はとても多く、大きな流れを変えることができない。
何事も支援の枠に収まった状態のままではなかなか上手く行かなない。
自らが主語となって、創意工夫をはじめる、したくなる状態に必要がある。
どうやるのが良いだろうか。思わず創意工夫をしたくなる。それをどう生み出すかだ。
逆になぜその状態は生まれないのだろうか。そこを突き止めるのが良いのだろうか。
以前は、こんなものを作りたい。これを作れば必ず売れるに違いない。
そんな気持ちを持った人があちこちにいたように思う。一攫千金なんて言葉もあった。
それを聞いた人が昼夜を問わず、完成に向けてまっしぐらに進んでいた。
面白そうだ。俺にも手伝わせろ。こんなことも日常でたくさん起こっていたと思う。
自然発生的に社内にチームができ、自律的にゴールが設定され爆速で進む。
この状況が以前は起きて今はなぜ起きないのだろうか。成熟度の違いだろうか。
作りたいもの、驚きを与えるもの。これはなかなか思いつかなくなった。
似たようなものが氾濫している。突破するには異分野の掛け算だ。周りにいない。
要は、作りたいものを構想できなくなっているのだ。諦めて効率化に向かう。
本来は視野をぐんと広げて、全く異なる分野の人とタッグを組んで新たな価値を生み出すべきだ。
でも価格競争の中、工数はキチキチ。視野を広げる時間もない。悪循環が回る。
これを打破するために何がいるのか。恐らくプロデューサーが必要なのだ。構想を持った。