年度末に思う。

世の中は年度末だ。多くの会社では来月には新入社員を迎える。
その前に、済ませておかねばならないことがたくさんある。怒涛の毎日だ。
きづきには残念ながら新入社員はいないが、心強い匠や侍がたくさんいる。。
志を持って、世の中にないコトを起こすために集まる。少しずつ増えている感じだ。

最近のきづきは、文化の仕事がとても多いが、かなりの仕事で年度末がゴールである。
不慣れな分野だということもあり、紆余曲折ある。大変なのはやはり人の部分だ。
どこの分野でも変わらないが、この分野は特に現状を打開しようという機運を生み出すのが大変だ。
そもそも時間がない。コスト削減で人は減っている。固定化された業務がたくさんある。

とにかく日々忙殺されているように思う。未来に想いを馳せる時間などほぼないだろう。
こんな状態では、何をやってもだめだ。交付金のない民間企業ならとっくに潰れている。
ゼロベースド・バジェッティング。全部忘れて、本当に必要なものだけを改めてやる。
そんな手法を適用したくなる。そうすれば、未来に向けた歩みを始められるのに。。。

でも、現実は現実だ。効率化で人の時間を捻出する。その時間で未来への一歩を踏み出す。
とにかく始めることが大事で、続けることが大事だ。そうすれば、小さな成果が生み出せる。
などと、思いながら報告書をまとめている。誰もが取り組み易い仕組みを作らなければ。
ぶつぶつ言いながら構想を練る。少しずつやるべきことが見えてきたようにも思う。

キーワードはご縁だ。高頻度にご縁を繋ぎ、深めていく。これに尽きると考え始めた。
ご縁のアーキテクチャを作れないかを考えている。武器を揃え、組み合わせで挑む。
本質的なメカニズムを捉えたアーキテクチャであれば、分野を跨いで活用できると思う。
文化施設はどこも赤字経営だ。コストを薄め、売上を最大化するスケールを生み出したいと思う。