何が価値だろうか。

楽しいこと。美味しいこと。間違いなくお金を払いたくなる対象だと思う。
そうしたものに、自分が持っているお金をどう配分するか。こんなことを考える。
故に、コストパフォーマンスなる言葉が出てくる。満足の総量を最大化したいからだ。
では、コストパフォーマンスを突き詰めれば豊かな日常がくるのだろうか。

嬉しいこと。これは楽しいや美味しいとは少し違う感覚だ。対象も広がる。
自分が嬉しいのは、自分に良いことがあった場合はもちろんだが、それだけではない。
自分の親しい人に良いことがあってもとても嬉しくなる。サッカーが勝っても嬉しい。
自分が想いを持って見守っている人にも対象が広がるのだ。ここにもお金を払いたくなる。

あと、感謝の気持ちにもお金を払いたい気持ちはある。大きな感謝にはお礼の品を送るだろう。
ただ、小さな感謝はなかなか表に表れることがないのも事実だ。言葉にもならない場合もある。
でも、もしかしたら世の中で起きている数では、感謝の気持ちが一番多いのかもしれない。
次は楽しいや美味しいではなく、嬉しいかもしれない。統計などはないと思うが。。。

世の中には6つの資本があるという。財務資本。株や借入や寄付などはわかりやすい。
人的資本、知的資本も、人材、知財というだけにわかりやすいだろう。
製造資本。これもものづくりのために必要な建屋や機材だ。これも想像がつく。
自然資本。自然が価値のある資産であるという考え方だ。これまでの100年だいぶ毀損してきた。

最後は社会関係資本だ。個別的・集合的幸福を高めるために情報を共有する能力等と定義されている。
共通の価値や行動、共有された規範、組織が構築したブランド及び評判とも言われる。
もしかしたら、文化と言っても良いだろう。これからの社会では社会関係資本と自然資本が大事だ。
社会関係性には感謝し合う、買い合う文化が欲しい。自然へのリスペクトをもちながら進んでいく。