車の充電器。

この単語をググると、最近では電気自動車の充電設備が真っ先に出てくる。
急速充電の速さを訴求するメッセージが目に飛び込んでくる。世の中も変わった。
以前、車の充電器と言えば、先端に巨大な赤と黒のワニ口クリップがついたものだ。
それを鉛のバッテリーのプラスとマイナスに繋いで、上がったバッテリーを充電する。

研究室の実験で配電盤に触れることはあったが、なぜかおっかなびっくり繋いでいた。
その後、徐ろに電源を入れて充電を行う。5時間くらいかかったような記憶がある。
本当に充電されているのか心配しながら、満充電のランプが点くのを待った。
いよいよエンジンをかけてみる。無事に掛かる。5-6回はこんな体験をした。

その後、ビンテージカーを手に入れた。これは2ヶ月乗らないと確実にバッテリーが上がる。
故に、1ヶ月に一回はなるべく乗るようにしていた。でも、どうしても間隔が空いてしまう。
年に1度は必ずエンジンが掛からなくなる。でも充電器をつなぐコンセントが簡単にはない。
最終的には、バッテリーに切るスイッチをつけて、車全体に電流を行き渡らないようにした。

半年乗らなくても大丈夫になった。でも、次第に色々な不具合が出てくるようになった。
乗るときは、切るスイッチをオフにして、車全体に電流を行き渡らせる。
でも、ずっと流していなかったので、流れなくなるところが次第に増えてくるのだ。
ワイパーやウィンドー、幌も動くまでに10秒くらい時間が必要になっていった。

いまやスピードメーターに電流が回らなくなった。もう一度繋ぎ直しがいるかもしれない。
最近、切るスイッチを使わないことを決断した。充電器も新調しようと考えている。
持ち運びの電源も調達済みだ。これがあればいつでもどこでも充電をすることができる。
常に電流を車全体に流しておこう。ご機嫌のビンテージカーとの暮らしを楽しみたい。