約2年の間、毎月たくさんの文章を書いてきた。平均で月3-4万字に上ると思う。
有難いことに連載の機会や発信の機会を頂いている。このブログも毎日だ。
本業の作家さんはもっと書いていると思うが、素人にしては頑張っている。
言葉にしておくことの重要性を強く認識しているので、修行も兼ねてやっている。
常日頃考えていることを、1000字くらいの文字に落とすのは意外と時間が掛からない。
日々の対話の中で使ってきたことは特にだ。頭の中で誰かと対話をしているイメージがある。
その対話の中で、どんな順番で話すのが良いのかが大体あるからだ。それを紙に落としていく。
こんな情報も加えておくと、理解が進む。この観点は大事だから入れておこう。こんな感じだ。
新しいお題に向き合うときはそうはいかない。結構な下ごしらえの時間が必要となる。
頭の片隅に常にそのお題を置いておき、思いついたことを思いついた時にメモしていく。
順番など気にせず、お題に関係がありそうと思ったことをどんどん書き足していく。
時には、思いついたことに引っ張られ、テーマから大分離れたことをメモする場合もある。
ただ、この作業はとても大事だ。物事をどう捉えるかは、多様であるべきと考えているからだ。
色々な立場の人になって考えてみる。人が置かれた環境の違いも色々考えてみる。
お題にある言葉の定義を調べることも多い。世の中の解釈が色々と見つかる。自分のと比べられる。
ある程度メモが溜まったら、グルーピングしてみる。最初は10くらいに分けることが多い。
このタイミングで俯瞰して、大きなメッセージを考え始める。別の観点を探すのも忘れない。
抽象度を高めて全体を取り纏める作業と、具体として取り上げるファクトを集める作業を進める。
抽象と具体の絵柄を纏めつつ、文章の構成を考える。いわゆる常識からのアナロジーも使っていく。
最後に行き着くのは表現の難しさだ。読み手に伝わるようにと頑張るが、果てしない道が続いている。