最近、関西圏で車で出張する機会が多い。飛行機や電車で行きにくい場所だ。
東京発であれば、日本中どこにでも飛行機は飛んでいる。でも京都には空港がない。
伊丹まで行けば大体の県に定期便の飛行機があるが、関西、四国には飛ばないところも多い。
新幹線の停車駅からすぐに行ける場所なら迷わず新幹線を選ぶが、なかなかそうならない。
簡単な電話会議などができること、移動時間の少なさを考慮すると、車が合理的な選択肢だ。
とは言え、片道数百kmにも及ぶドライブとなるので、それなりに時間は掛かり大変だ。
道路には、鉄道や飛行機にはない渋滞の可能性もあるので、時間が読めないこともある。
もう一つ悩ましいのは、ほとんどの高速道路が2車線で、トラックでいっぱいになることだ。
日本には、こんなにも毎日毎日運ばなければならない荷物がたくさんあるのかと感じてしまう。
トラックの台数は、乗用車の台数よりも明らかに多い。体感は時間にもよるが2対1以上だ。
トラックドライバーが日本の物流を支えてくれていることを改めて思い知らされる。
物流が世の中の注目を浴びるようになったので、待遇は改善されてきたと思うが、大変な仕事だ。
そうした状況の中に、ジムニーで入り込んでいくと、かなりの圧迫感だ。壁、壁、壁だ。
トラックの横をずっと並走するのはできれば避けたいと思う。追越車線でささっと通り過ぎたくなる。
ただ、抜いてもすぐに囲まれる。どうやらトラックがちょいちょい追越車線に出てくるのが原因だ。
前に少しだけ遅いトラックが走っていると、速度を落としたくないのか、加速せずに出てくるのだ。
遅いトラックを抜き終わるまでの時間は1分程度も掛かることもある。じりじり抜いていく。
アクセルやブレーキを極力使わずに運転することで、燃費を少しでも稼ぎたいのだと思う。
最近の軽油の高騰も拍車をかけている。3車線でなく、2車線なので仕方がないのだろう。
あ、意識を変えなくては。もっとトラックをリスペクトする。ゆとりを持つ。次からトライしよう。