心身に不快に感じられるところがなく気持ちがいいこと。ぐあいがよくてこころよいこと。
これが辞書に載っている快適の意味だ。快適が続いている状態、これが理想だが、なかなか大変だ。
心身の不快では、心と身体の両方が関わる。身体は温度・湿度・明るさ・姿勢・音などが鍵だ。
心はかなり難しい。例えば昨日嫌な出来事あったら、翌日は心機一転して前に進めるようにしたい。
最近では良い睡眠が注目されるようになっているが、心の健やかさを保つには不可欠な要素だ。
良い睡眠で快適な朝をスタートする。でも組織や社会に属している以上、どこかで不快が紛れ込む。
スマホっ首。ついつい癖で痛みが起きるなど、自分が原因で生じる不快であれば、自分で直せる。
一方、他者との交わりや公共の場所で起きる不快は、簡単にはコントロールできない。
対処の仕方は2つだ。1つ目は不快になった自分を素早く快適に戻す方法をたくさん持つことだ。
リフレッシュがこれに当たると思う。アイスチーマー、缶コーヒー、心が落ちつく絵や音楽。
雑貨、食品、アート。これ以外にも様々な業種の人たちに快適に加わるチャンスがある。
人によって、快適の感覚が多様、不快の原因毎に戻す方法も多様なので、色々必要になりそうだ。
もう1つは、他者との交わりや公共の場所での不快が発生してしまう頻度を抑えることだ。
これには直接的な特効薬はないが、キーワードは「思いやり」や「慮り」だ。人や社会への想いだ。
スマホを使って、日々の何気ない良い行いに対して、その当事者に簡単に「ありがとう」と伝える。
こうしたアプリは、相互の理解を促進させる。感謝されたことで、良い行いには力が湧いてくる。
個々人の快適を保つ。他者との交わりの中で、社会の中で快適を保つ。しかも心身ともにだ。
もちろん、これまでも様々な業界が様々な商品・サービスを生み出してきた。既に武器は沢山ある。
でも、それらが必要な人に、タイミングよく届いていない気もする。新たな武器も作れると思う。
一度、快適の武器を俯瞰して整理してみたい。更にそれらを必要な人に届ける仕掛けも考えてみる。