自分の中に多様性を持つ

あの人、理解不能!
これが自分の中に多様性を取り込むチャンスだ。
その人の言動には推測できない背景がある。

なぜ、そんな言動なのか。
立ち止まって考えてみる。対話で探ってみる。
すぐには分からない。でも、興味を持てばなんとなくは掴める。

もちろん、初めから自らに害が及ぶと感じることに敢えて関わる必要はない。
まずは第三者として観察することから始める。好奇心でいい。
少しずつ、敢えて苦手な人に挑戦する中で、自分の中の多様性の幅を広げていく。

ただ、その奇怪とも思えた言動の背景や理由が掴めても、自分でその通り実践する必要はない。
重要なことは、「あ、そんな風に考える人がいるんだ」という「きづき」だ。
社会には、一個人では把握不可能な多様性の広がりがある。

気の合う人だけの集まりは心地よい。
でも、自分の中に多様性を持ち、多様性の海原に飛び込んでみる。
喜怒哀楽の中で、豊かな地域社会への一歩が踏み出せると思う。