Satoshi Nagashima

成長

文化とゆとり

土地の文化であれば、その土地の住民が育むものだ。住民が時間やお金を使うことで育まれる。ぎりぎりの生活の中でも文化を育むことはできるが、ゆとりや余裕があると文化に奥行きが出る。日本各地にある多様で豊かな文化は、どんな風にゆとりや余裕が生まれ、...
きづき

文化は誰のもの?

最近、日本各地の文化について考えることが多い。文化振興をどう進めたら良いかを考えている。振興とはつまり、物事を盛り上げること。文化振興は、文化を盛り上げられるかへの挑戦だ。それぞれの地にあるどの文化をみてみても、その文化を象徴するようなモノ...
きづき

猫バンバン

うみがめの町にきている。昭和42年にうみがめと卵、その産卵地が国の天然記念物に指定された。今年は、うみがめの上陸は8回、産卵も6回あったという。うち5回は同じかめさんの産卵だ。産卵の際、親がめが涙を流すシーンをみるが、映像を何度見ても吸い込...
ありのまま

黒豆とお肉

2年くらい前に始めたタイニーハウスがひとまず完成した。かなり立派な出来だと思う。平らではない石の基礎の上に柱を立て、ほぞやほぞ穴をつくって組み上げていった。懸命にやった墨付けはなぜか途中で位置が狂い、それでも現物合わせでなんとかやった。ノミ...
広がり

ヒトの流れのデザイン

街に賑わいを生みたい。多くの人が街に訪れ、街に活気が溢れ、経済も回っていく。こんな姿を実現したいと思う人たちは数多くいると思う。私も常にそう思っている。賑わいを生み出した例は至る所にある。特に今の旬のテーマを捉えたイベントは人が集まる。場合...
きづき

ひょうたん島。

徳島県にいる。関西圏からは明石海峡大橋と大鳴門橋を通って、1時間強で到達できた。改めて海の上をドライブするというのは気持ちがいいものだと思った。一面開けている。幸い天気も良く、短い旅路を楽しむことができた。SAで食べたわかめラーメンも良かっ...
広がり

デザイン経営。

色々なところで語られているデザイン経営。果たしてどんなものだろうか。考えてみる。デザインは「美しさや使いやすさなどの狙いを実現するために創意工夫すること」とある。経営は「事業目的達成に向け継続的・計画的に意思決定・実行し、事業を管理遂行する...
刺激

非日常をもっと楽しむ

コロナ禍のニューノーマルもそうだが、新たな生活様式を作り出すには、たくさんの非日常が必要だ。非日常は日常生活で体験できない場面や状況、経験であり、日常以外があることを教えてくれる。日常からたくさんの非日常に触れておくことで、環境変化に応じた...
仲間

具体と抽象

昨日、このタイトルの本に出会った。尊敬する経営者が紹介してくれたものだ。副題には世界が変わって見える知性の仕組みとある。うんうん、思わず頷いた。昔から自分が随分と変わった見え方をしていると思っていた。感じていた。世の中の色々な事象が同じ形に...
俯瞰

人の能力拡張

歴史を振り返ると色々と感じることがある。人々のとてつもない進化を感じることができる。ひと昔であれば、SFとされていたことも、いつの間にか誰でも使える道具として存在している。例えば、伝える能力の進化だ。蓄音機による録音から始まり、いまでは映像...
仲間

新入社員。

今日、きづきアーキテクトのメンバーが一人増える。とは言っても、新卒ではない。立ち振る舞いの素晴らしい、脂がのった(表現が古い⁈)、活きが良い人財だ。コンサルティング、リラクゼーション施設の開発、企業経営など幅広い経験を持っている。まだ内容が...
文化

日常に組み込む

コロナ禍を前提としたニューノーマル。人や社会や地球に優しいSDGs。どちらも新たな日常だ。常日頃、普段。いつも同じようであること。日常は、暮らしの中に溶け込んでいる姿だ。例えば、朝昼晩の食事、食器洗い、着替え、洗濯、掃除、ゴミ出し、手洗、風...
きづき

現代の羅針盤。

今はあまり使われなくなったが、船や航空機などで方位を知るのに用いられる器具のことだ。コンパスともいう。スマホにはコンパスアプリも存在するが、最近では地図アプリを使う。いずれにせよ、自分の行きたい方向と進んでいる方向が合っているかを確かめるこ...
ゆとり

ゆとりと羅針盤が生きた文化をつくる。

最近、色々な地域の文化についての資料を読んでいる。日本は多様だと改めて思う。生活の中から生まれた産品が、特産品として地域内外に広く流通する。富が生まれる。生まれた富を使って、地域内で娯楽が生まれ、楽しみ始める。その噂が広まる。来訪者が増え、...
ゆとり

社会インフラのもつ特徴

電気、ガス、水道は、社会インフラの代表と言って良い存在だ。人が生きる上で不可欠なものだ。道路や鉄道などの交通サービス、宅配便や引っ越しなどの物流サービスも便利な社会サービスだ。電話やネットなどの通信サービスももちろんインフラだ。特にネットは...
成長

創意工夫を始めよう。

ゴールが明確で、そのゴールに向かっていくプロセスも定まっていることが多かった時代。先頭を走る人のやっていることをしっかりと見て、真似していくのがよかった時代。同じものや少し良いものを少しでも効率的に作り上げて、原価を下げて競争に勝つ時代。少...
俯瞰

都市と地方と里山

日常の中で意識する街が3つある。東京、京都、丹波篠山だ。どれがいいではなく、どれもいい。東京はどこまでも続く街、人口は1000万人を優に超える。様々な国の方とも出会える街だ。どんなマニアでもオフ会が開催できる。探せば何でも見つかる街ではない...
仲間

同じ釜の飯

同じ共同体が同じものを食べることによって、同体としての帰属意識を持つこと、強化すること。他人同士ではあるが、いっしょに暮らして苦楽をともにすること。同じ釜の飯はそんな意味だ。「食べる」ということが、栄養を摂取するという行為を超えて、「つなぐ...
妄想

現実世界のプラットフォーマー

インターネット上で大規模なサービス提供をしている企業の呼び名だ。IT業界で使われる。顧客となる事業者にビジネスの場(基盤)を提供し、その分の手数料や会費を受け取る。代表格はGAFA。10億人規模の利用客を有する巨大プラットフォームを運営して...
きづき

アーキテクトの意味合い

語源は、ギリシア語のアルキテクトンarchitektōnで、大技術家という意味だという。多芸多才な技術者で、平時には神殿などを建て、戦時には攻撃や防備の施設や道具を次々につくる。しかも戦場で考案しつくり出す技術家だという。ありものの組み合わ...