やるからには、役に立つことをやりたい。どうせなら世界に役に立つことだ。
日本の存在感をしっかりと示して、日本に憧れを持ってもらうこと。
そんな状況が世界の至る所で起きたらとても嬉しい。その力があると思っている。
一方で、何でもトップを取りたいというのは少し違うような気がしている。
誰かがトップを取ってもらうことも大事だと考える。真似して奪いにいく必要はない。
それよりも、そのトップの人に組みたいと呼ばれる存在になることの方が大事だ。
どんな人でも何から何まで一人でやり切ることなど不可能だと思う。
仮に、一人でやり切ったとしても、それは組み合わせでできることより広がりが少ない。
ほぼ同じことを競い合って、叩き合っていても、価値の総量としては大きくならない。
チームを組み、それぞれが役割を持って、互いを必要とし合うことが何より大事だ。
シェア争いという状況がある。これはもう既に終わりを告げつつある戦い方だ。
シェア争いで買ったところだけ利益を得ても、歪さや歪みが生まれるだけだと思う。
あの人、あの企業の構想の役に立ちたい。あんな構想があるならこんな構想もあると思う。
どんどん構想をぶち上げて、その実現に熱中したい人を集めればいいだけだ。
新しいことにはもちろんお金もいるし、リスクもある。つまり失敗するかも知れない。
でも、集まったみんなで失敗も成功も分かち合うことが大事だ。次第に成功確率が高まる。
世界の人たちが「それいいね」と言ってくれる。本質的に大事な未来を描く。
人に取って本質的であればあるほど、「いいね」の数は増えていくと考えている。
日本にとどまらず、世界に広がる。逆に世界に認められ、日本でも広がる。
色々な人を巻き込み、組み合わせる。新たな価値を生む。これが豊かさの本質だと思う。