新しい技術やアイデアを取り入れて、新しい価値を生み出し、社会に大きな変化をもたらすこと。
この定義によれば生み出したい結果は、社会に大きな変化をもたらすことだ。
馬車から自動車。手売りから自動販売機。紙からパソコン。この辺りは大きな変化だろう。
見た目にインパクトがある。担い手や手段が明らかに変わった。そんな状態なのだろうか。
シェア争いからパイの拡大。これはどうだろうか。誰もが総論は賛成してくれると思う。
でも、見た目にインパクトは出しにくい。シェアもパイも数字上の話だからだ。
上空から細部まで至る所を俯瞰する目があれば、パイの拡大が起きていることも分かる。
人間業では少し難しい。データを瞬時に集めて目に入る表示を生み出さなければ分からない。
万博では以前の大阪万博でもあった人間洗濯機が展示されるらしい。これはどうだろうか。
ネーミングも含めて、見た目もインパクトはある。問題はどのくらい生活に入り込めるかだ。
箱の中に入って蓋を閉められて、自動で洗われる。どんな体験なのだろうか。
今までの常識は広いお風呂にゆったりと浸かる。お風呂は身体を洗う以外の目的があった。
おそらく今までのお風呂に重きを置かない、時短に興味がある日もあると思う。
そんな時にこの人間洗濯機は便利なのだと思う。でも次は毎日でないものの置き場所が問題だ。
となると、公共の場所に置くのがよさそうだ。例えば空港のラウンジとか。イメージは湧く。
そうだ。社会には色々な人や場所があり、それぞれでのありたい状況は多様に広がる。
場所と時間軸で需要密度の高いものをうまく切り取ることが重要なのだ。稼働が上がる。
もっと地味なものもある。例えば二重ガラスだ。毎朝の結露を解決してくれるものだ。
もし施工の面倒がなくなったら、それだけでもだいぶ買う人が増えるような気がする。
うーむ。目の付け所がシャープ。そんな言葉が頭をよぎった。まだまだ考えないといけない。