ストレッチ。

答えは時代時代、個々人で異なると思うが、成長には何らかのストレッチがいる。
ストレッチというのか、刺激というのか、表現は難しいが、意思の関与が必要だ。
意志と言う方がいいかもしれない。物事を成し遂げようとする積極的な志だ。
意思は心の中に思い浮かべる何かをしようとする思い。定義はだいぶ異なる。

最初は意思が頭の中に生まれるのだと思う。それが意志になるとギアが変わる。
そんな感じだろうか。意志にギアが変わると、なんとかしてという思いが生まれる。
そうなると若干の無理をしてでも。そんな気持ちになるのかもしれない。
とはいえ、心身に無理をさせすぎるとろくなことはない。バランスが崩れると一気にくる。

バランスが崩れた瞬間から、何をしても上手くいかなくなり、意志が空回りする。
だから簡単ではないが、ストレッチはかけすぎてはいけないのだ。自爆する。
自ら掛ける場合は、自分でセーブすることがある程度やりやすい。上司の場合はそうもいかない。
部下へのストレッチは細心の注意を図ってやらなければいけない。とても大事だ。

ストレッチの程度をどうコントロールするか。これは大きな課題だと思うが一つ大事にしている。
それは、考えて欲しいお題を言うのではなく、お題の回答を渡してその具体化をしてもらうことだ。
私はこれが答えだと思うけど、あなたはどう思う?合っているかどうか教えて欲しい。
そんな投げかけだ。提示されるのがお題自体ではなく答えなので、とっつき易い。

とはいえ、詳細な答えではないので往々にして簡単にはそれが答えかもよくわからない。
なので、ここでストレッチの程度が試される。お題をいくつかのステップに分けることだ。
3つなら、順に答えを提示して、その詳細化を考えてもらう。1つ目が終わったら2、3と続ける。
すると、分ける前のお題の答えの詳細化ができると言うわけだ。こんな考え方を実践している。