競争から共創。

エネルギーセキュリティ。これは国の問題だ。であれば国の戦略がいる。
中国やEUにはやり方は異なるが国の戦略がある。かなり強かだ。
アメリカにもあるが、天才が縦横無尽に活躍する素地があるように感じる。どの国でも共通しているのは才能が結集していることだと感じている。

才能が結集。かなり過激な表現だが、欧州では競合が裏で繋がっている。
中国の場合は、早期に担わせる会社が決められ、そこに結集する感じだ。
アメリカでは天才が才能のある人材を一気に集め、強引に進める。
では日本はどうか。残念ながら個社がバラバラに創意工夫を進める。

交わらないことで、多様性は間違いなく生まれるとは感じる。でも。。。
競合同士が自分たちの強みを持ち寄れば、結構なことになると思う。
日本の技術者の発想力はなかなかの物だし、交わると更なる飛躍がある。
そろそろ個社で開発ではなく、役割分担で競争力を紡ぐ。ここに移りたい。

それができれば、欧米中と戦える素地が生まれると思う。持続的進化だ。
先手を打って日本の得意な領域に持ち込む。過去から学ぶべきはここだ。
個別の戦略を突き詰めるだけが得意では、もう間違いなく勝てない。
まあ、勝たなくても良いが、楽しむためにも新たな価値を生みたい。

それぞれの会社の利益。それが重要なのはもちろん分かる。当然だ。
でも大きなパイを作って分け合うという感覚を持たないとパイができない。
これが共創という意味だ。生み出した価値を仲間で分け合う。
まずはどの分野からやるのがいいだろうか。国のリーダーシップがいる。