パーソナルモビリティ。

今一番使われているモビリティは自転車だろう。最近では電動アシスト付きが主流だ。
小さな子供を乗せる時や坂道の多い場所での利用が格段に楽になったと思う。
注意深くみると、明らかにアシストではなく、電気だけで動くけどペダルがついている。
そんな自転車も見かける。シェアリングの仕組みもだいぶ普及してきた。

シェアリングは自転車もあるが、キックボートもある。制限速度は時速20kmだ。
6km以下のモードにすると、歩道も走れる。一度止まって切り替える必要があるが意外と便利だ。
20kmだとどうしても、後ろからくる車が気になる。明らかに車の方が速度が速い。
故に、特に右折は難しい。そんなとき横断歩道を渡れるとかなり楽になる。安全だ。

では、これからはどんなモビリティが出るのだろうか。気になる点はいくつかある。
まずは雨だ。自転車もキックボードもバイクも、すべて雨には弱い。乗ればずぶ濡れになる。
バイクならいまでも屋根付きのものもある。側面にドアがなくても意外と濡れないものだ。
ただ、屋根がつくと通常の駐輪場には入らない。どうしてもここがネックとなる。

次に、気になるのは自立できないこと。3輪ではない限り、自分の足で立たなければならない。
高齢化が進む中では間違いなく大きな課題になる。キックボートはさらに椅子がないのも問題だ。
移動中、ずっと立ち続ける。これはかなり身体に負担がくる。なんとかしなければならない。
最後はやはり荷物だ。ある程度の手荷物まではカゴか何かに載せて軽々と運びたいと思う。

屋根付きで雨に濡れず、荷台付きで、椅子があって、電動化で軽々進む。こんな感じだろうか。
でもこれだと、既存のインフラと合わない。自宅でも目的地でも止める場所に難儀する。
となると、やはり変形か。それとも自動運転で乗りたい時にやってきてくれる。
でももし保管が必要ないなら、もっと小型ポッドで良い気がする。一体どんな未来がよいのだろうか。