久しぶりのドイツ。

先月の19日から26日までドイツに出張に出ていた。4年半ぶりのドイツだ。
一番の目的はハノーバーメッセだ。これまでも5回くらいは出向いてきた。
大事な友人が力を入れているイベントで、毎回の進化にとても驚かされる。
今年も生成AI、モジュールロボット、次世代搬送システムなどワクワクが沢山あった。

約十年前にインダストリー4.0というコンセプトが生まれたが、もう現実だ。
メーカーを跨いで機器同士がつながる。しかも何がつながっているかを判別する。
リアルタイム性も恐ろしいまでの精度だ。とんでもなく高度に連携できる。
もはや人の領域など明らかに超えている。人の生み出す知恵は本当に無限大だ。

生成AIはどんどん進化している。玄人に近づいている分野さえ出ているように思う。
プログラミングなどはそんな感じだ。叩き台の提供などお手の物だ。スピードが凄い。
最近では記憶もできる。これは明らかに教え込むことができるということだと思う。
あまり必要はないと思うが、性格を与えることすらできるかもしれないと感じてしまう。

そういえば、ハノーバーまでの道のりは相変わらず車だった。小さな車を借りた。
この季節、高速沿いは菜の花が咲き乱れる。一面黄色の畑はなんとも印象的だ。
アウトバーンは無制限。一瞬で通り過ぎるのに目に入る。どのくらい続いているのだろうか。
因みに今回の最高速は175kmだった。純粋にそれ以上の馬力が車になかったからだ。

1箇所、寄り道をした。ロッドドットミュージアムだ。素晴らしいデザインの数々が見れる。
尊敬している日本のデザイナーも審査員を努めている。鐵工所の建物を再利用した美術館だ。
建物の使い方もアートだし、各コーナーのテーマも秀逸だ。キャプションの置き方も素晴らしい。
ふと、瀬戸内海にもこんな空間が欲しくなった。瀬戸内産業芸術祭の一部にしてみたら良いと思った。