元気にしたい。

日本を、世界を元気にしたい。会社を、社員を元気にしたい。素晴らしいと思う。
どうやったら元気になるか。賑わいがいる。人々が行き交い、商売が繁盛する。
人々が行き交うには、目的がいる。動きたくなる目的や衝動が必要だと思う。
商売が繁盛するには、買いたいものが次々に生まれ、思わず買ってしまう状態だ。

人の動きには、2つのパターンがある。消費者としての側面と、供給者としての側面だ。
消費者は世の中の様々なモノ・コトから欲しいモノ・コトを選んで自分の持っているお金を使う。
消費を喚起するには、流行り廃りのない定番の品ももちろんあるが、新鮮な驚きのある品も必要だ。
とはいえ、無い袖は振れないので、使えるお金は限られてしまうのが実情だと思う。

では、使えるお金を増やすためにはどうしたら良いだろうか。付加価値を増やすことだ。
サラリーマンならより高単価で売れるモノ・コトに仕立てて、企業の収益を向上させる。
同じものの値引きでシェアを高めて、少しの利益額を増やすという発想はもうやめにしたい。
高単価でも買いたいモノ・コトに仕立てて、十分な利益増を生み、給料を上げさせることだ。

この場合、残念ながら使えるお金を増やすには、企業自体を説得する必要がある。
自分の部署だけが付加価値を増やすぐらいでは、会社全体の給与体系を変えるまでには至らない。
せいぜい当該部署への臨時ボーナスだ。故に、他の部署を巻き込んだ全社的な動きを創出したい。
社内オープンイノベーションだ。他の部署の担当のモノ・コトの付加価値向上に貢献する。

もう一つの方法論は、一人一人が供給者を目指すことだ。会社以外の時間をうまく使っていく。
自分の特技を活かした副業を始めることだ。小さな事業であれば意外とすぐに収益があげられる。
ネットやSNS、宅配便、決済などのネットワークも使いやすいものはかなり揃っている。
新たな価値を会社で自分自身でどんどん生み出していく。この動きを広げられるかが大事だと思う。