笑顔・感動

ある企業のパーパスに「笑顔をつなぐ」という言葉がある。とても好きな言葉だ。
以前であれば、稼ぐということが前面に出ることが当たり前だったが少し変わってきた。
企業は営利団体であり、儲けることができなければ、社員を養うことすらできない。
そんな常識が間違いなく存在していたが、最近は揺らぎが起きていると思う。

「世界を感動で満たす」これもとても好きなパーパスの一部だ。笑顔にも似ている。
感動で満たすことができれば、結果として収益がついてくる。そんな感じだろうか。
徹底的に付加価値をたくさん生み出して「満たす」ことで世界は間違いなく明るくなる。
そうした挑戦とその成果は世界にとってとても価値があり、誰もが嬉しいものだ。

これまでの資本主義は、競争を前提としていた。相対的に有利に立てるかを競った。
パイの奪い合いであり、敗者が生まれる世界だった。次第に勝者と敗者の差が広がった。
それに対して、笑顔も感動も、絶対値を追求しているような気がする。しかも多様な絶対値だ。
対象が異なれば、小さい絶対値でも笑顔や感動が生み出せる。それもありだと思う。

一番大事なことはなんだろうか。あるものの取り合いではない世界はなんだろうか。
新たな価値を創造することだと思う。仲間を集めてより大きな価値に仕立てることだと思う。
そうした価値で世界を満たすことだと思う。そうすれば、パイは無限に大きくなる。
そして、そのパイを取り合いではなく、分け合えば良いだけだ。無限にあればいずれ来る。

目先ではなく、いずれ。貢献すれば必ずいつかは報われる。そんなゆとりが楽しい。
もう一つ大事なことは、こうした仲間をどんどん増やすことだ。小さなグループではダメだ。
より多くの人を巻き込み、仲間をどんどん増やす。ゆとりのある志にはこだわりながら。
日本にはすでに志のある沢山のグループが存在する。それらを繋いで大きな仲間にしたいと思う。