キーワードが繋がる

頭の中によく出てくるキーワードがある。例えば、「新価値創造」。
未来を切り開くには不可欠なものだ。効率化では国が縮んでしまう。
それを表したのが、「創造生産性」で、生産性の分母ではなく、分子にこだわる。
とにかく分子を大きくする、増やすことを考え、分母も増やすのもありだ。

「ありもの」という言葉も出てくる。「ありもの」の組み合わせで新価値を作る。
ゼロスクラッチで新価値を作るのではなく、「ありもの」を多用すると素早くできる。
大事なのは、新価値の世界観から入って、それを作り上げるのに役立つ「ありもの」を揃える事だ。
「ありもの」にはないものだけを新たに作り、新たな「ありもの」にしていけばいい。

このアプローチを実践するために必要な準備や体制として「和ノベーション」がある。
「ありもの」の足し算=『和』で新価値を作る。それは仲間との対話=『話』で進める。
仲間の数が増えるほど、仲間の『輪』が広がるほど、生み出せる新価値は大きく、多くなる。
「和ノベーション」は、『和』と『話』と『輪』の3つの「わ」で構成されているのだ。

ここまではかなり以前から繋がっていた。今年になってつながりを強めた言葉がある。
それは「お金の流通速度」だ。発行額に対する年間流通量で表し、その値が大きいと速い。
「創造生産性」は国のGDP増大を意図していたのだが、ここに強く繋がりをもつ。
新価値が量産されて、それが素早く売り買いされれば、お金は回り、GDPが増大する。

新価値の構想実現を目指してありものをバンバン使っていけば、すばやく新価値が生まれる。
仲間の輪を広げて、その活動をたくさんやれば、多様な新価値が量産される。
仲間同士でそれらを「買い合い」、さらに仲間以外にも拡販すれば、お金はどんどん回る。
「お金の流通速度」に加えて、「買い合い」もあった。もっと立体的に表現していきたいと思った。