価値創出に向き合う

昔から「価値を起点に物事を考える」ということを心掛けている。
それにより、「新たな価値を生み出す」というゴールに近づけると考えているからだ。
仮に上手くいかなくても、常に価値を意識していれば、すぐにやり直せると思っている。
価値に一直線に向かって、素早く価値を生み出せれば、次の価値創出に挑戦できる。

次々に価値創出に挑戦すると、経験も溜まっていく。様々なパターンという経験だ。
合理性や論理性はもちろんあるが、王道などないことに気づく。技をたくさん持つのが大事だ。
色々な技を頭の中で次々に試していく。総当たりシミュレーションに挑戦するイメージだ。
その中から、価値創出に対して筋の良いものにあたりをつけて、肉付けをしていく。

もうひとつ心掛けていることは、「まだ価値が足りない」と貪欲になることだ。
頂いたお金に対する価値の基準をぶらさずに持って、足りているかを自問自答する。
基準など置き方次第だが、ここで重要なことは自分の中に、ぶれない物差しを持つことだ。
これによって、少なくとも複数案件における相対的な価値の過不足は認識することができる。

価値起点で物事を考え、価値の大きさにも貪欲になる。こうすることで開ける世界がある。
広く深く物事を考えるようになる。まだまだ自分には見えていないことが沢山あることにも気づく。
さらに、もっと価値を生み出したいとも思い始められる。無限に広がる世界だ。
異質なものに触れるたびに、好奇心がくすぐられ、化学反応を期待する。そんな感覚だ。

最後にもう一つ。価値創出はしばらく結果が出ない時も多い。失敗と思える時も多い。
これは「考える」と「実現される」には往々にしてタイムラグがあるからだ。
だから信念がいる。3年のタイムラグがあっても揺るがない意志がいると思う。
幸いにも仲間に支えてもらっている。その存在が信念を貫く勇気をくれている。まだまだ進んでいこう。