レストランのウェイター/ウェイトレス、デパートの店員やコンシェルジュ。
接客と言って思い浮かぶのはこんな職業だろうか。お客さんが来ると相手をする。
用件のある時のみ対応するので、一人のお客さんとつきっきりになることはない。
価値を上げる簡単な方法は、スタッフ当たりの対応人数を増やすことだ。
対応したお客さんが購入する金額を増やしてもいい。時間当たりの総購入額を増やせばいい。
家庭教師のような場合は1人の生徒とつきっきりになる。であれば指導の質をあげて単価を上げる。
授業の時間以外の空いた時間でフォローアップをすれば価値を上げられる。フォローアップ料だ。
デジタル技術で、家庭教師の1時間を取りまとめた報告書を自動で作れば更に価値が上がる。
少数のグループを作って時間価値を上げるやり方もある。英会話などでは良く使われている。
学習塾では質問したいことができたらいつでも質問できる仕組みで、複数人対応するケースがある。
グループ観光でのガイドも同じだ。最近では遠隔観光にも応用されている。結構効率がいい。
個別のニーズが多くない観光の場合や全員が顔見知りで仲良しの場合などはグループが機能する。
展示会などのコーディネータという職種もある。この場合、目的が実現できるかが鍵だ。
利用者は展示会を見たいのではなく、特定の人とつながり、ビジネスのきっかけを掴みたい。
よって、その人との出会いを演出して、前向きに話を進めるきっかけを作って欲しい。
目的を達成できたら、大きな価値が生まれる。時間単価という概念とは違う価値が存在する。
前述の家庭教師の場合も同じだ。〇〇大学合格請負で〇〇万円という形の契約もある。
基本的な型もあるとは思うが、生徒の状態や進化に寄り添った、個別指導が行われる。
デパートであれば、コーディネータという接客もあると思う。追加料金も取れるはずだ。
こうした付加価値型は、匿名でデジタル化すれば広く伝えて稼げる。まだまだ広がりそうだ。