社会インフラって何だろうか

ガス、水道、電気。オール電化であれば、水道、電気。まず思い当たるのはこの辺りだ。
家庭やオフィス、人が生活する至る所に整備されてきた。例外は超過疎地か孤立した場所だ。
こうした社会インフラがあって、明かりがあり、お風呂があり、デジタル機器が動かせる。
暑さ寒さもしのげる。逆にないと生きていけないくらいだ。未払いでも止められるのは数ヶ月後だ。

インターネットはもちろん、最近はキャッシュレス決済もインフラと呼べるレベルだと思う。
スマホですら社会インフラとして機能している気がする。人の五感の入出力装置になっている。
スマホがあることで、人はデジタルの世界を持つことができている。記憶を貯めることもできる。
人々が創意工夫したアプリが無数にあり、スマホというインフラの上で様々な商売が生まれている。

一昔前は、新聞や雑誌、テレビ、図書館などが情報伝達のインフラだったが、大きく変わった。
用途の異なる様々なSNSがあり、たくさんの情報を自動で届けてくれる。多すぎるぐらいだ。
XR技術なども5年もすれば、インフラとして、新たな価値創出の道具として活用されているだろう。
もう最低限のインフラではなく、創意工夫でなんでもできる土台としてのインフラと言って良い。

地域通貨。これも今後有望な社会インフラだろう。通貨の流通に新たなルールを設けるものだ。
おそらく、一番の目的は共生や応援の意欲を喚起してお金の回りを増やすこと。経済の活性化だ。
タンス預金に回さずに、地域の笑顔を産むために使っていく。これは情緒的な側面が強いと思う。
これまでのインフラ、みんなが活用できる共通機能のとしてのインフラとは様相が変わってきた。

あっ、これからの社会、未来の社会に必要なのは、対話や笑顔を生むインフラではないだろうか。
できたら、リアルの場での対話や笑顔を増やせるものがいい。挨拶や物々交換もあれば盛り上がる。
それを小グループでのポジティブな対話や活動から地域全体に広げる。これの触媒や媒介が欲しい。
遠隔操作のアバターロボット。愛くるしいロボットを使った社会インフラを考えてみたいと思う。