きづき神宮道

昨日はお客さんがきづき神宮道にいらしてくれた。夕方から語らいの場が始まった。
きづき神宮道とは、うちの会社の京都オフィスの名前だ。昨日、なんとかオープンを迎えた。
まだまだ雑然としているが、椅子やテーブルはだいだい揃ってきた。照明も味わいがある。
アナログプレーヤーを回しながら、話に夢中になる。針を上げるのをつい忘れてしまう。

ひまわりともみじが、温かみを生み出してくれている。古家具が場に落ち着きを生み出す。
少しゆっくりとした時間が流れながら、あれこれと溜まっていた話を続けていった。
なんとかしたいこと、それが起きている真因、そういうこととの向き合い方。色々な学びがある。
ふと手で無垢杉のテーブルに触れる。温もりのある感触が良い。杉の香りもふわっとくる。

オフィスの2階からは1階の吹き抜け越に、平安神宮へと続く神宮道が見える。活気が少し出てきた。
まだ2階まで手が回っていない。敷物が欲しいと考えていたが、畳が良いと話が盛り上がった。
小さな囲炉裏のようなものを囲んで話をしたら、夢の詰まった未来の話ができそうな予感がする。
早速、考えて見ることにした。時間はかかりそうだが、ゆっくりと取り組んでいこうと思う。

日も暮れた頃、温かい灯りの中、祝杯をあげた。少し甘めの泡ワインだったが、酔いはすぐに回った。
メインイベントはケーキだ。それも特製のケーキだった。ローソクは1本。1歳のお祝いだ。
ケーキの上にはプレートが2枚。きづきアーキテクトのロゴと「とらのあな」の印だ。
思わず笑顔が溢れる。ナイフがなかった!でも、糸と木製マドラーを巧みに使って取り分けていった。

きづき神宮道。どんなオフィスになるのか、どんなコトを起こしていくのか、起きていくのか。
色々な使い方を、自由に、仲間達と気の向くままに試していこうと思う。そんな基地として出発した。
ほんの小さなオフィス。というより、オープンな秘密基地。少し矛盾しているがそんな感じだ。
さあ、今日も未来づくりのために一歩前に進んでいきたい。とても楽しみになってきた。