とらのあなの日常

大事にしたいことは、「これ」を成し遂げたいという意思だ。抽象度が高い「これ」でも良い。
最初はうまく言葉にできなくても、対話をする中で少しずつ具体化が進み、伝えられれば十分だ。
とらのあなは、新しい価値、新しい事業を量産する場なので、「成し遂げたいこと」に飢えている。
勿論、弊社自体にもやりたいことはある。興したい事業もある。でも量産するほど、量がない。

故に、とらのあなでは、社会に貢献できる新たな価値を生む依頼なら、どんな依頼も断わらない。
どんなに多くの案件を同時に抱えていたとしても、少しでも前に進める貢献をしたいと考えている。
日本に新たな価値を量産しないと、効率化の誘惑にかられ、経済が縮小すると思っているからだ。
人口減少が避けられない中、経済を縮ませない、心地よい暮らしを作ることは不可欠なはずだ。

こんな感覚なので、常に並行して数十の「成し遂げたいこと」に向き合っていることになる。
成し遂げたいことの具体化支援、志を共にできそうな仲間の紹介などは、限られた時間でも可能だ。異なる業界の活用可能な知恵を渡すことにも力を入れる。これは意外と役に立つ「ありもの」だ。
でも、常に数十の「成し遂げたいこと」に役立つことを個別にゼロから考えることは到底できない。

だから、どんな「成し遂げたいこと」にも活用可能性のある「ありもの」のストックを持っておく。
感動、賑わい、笑顔などなど、社会に生み出す価値の種類別に緩く紐づけた「ありもの」だ。
インターネットに情報が溢れている時代だ。だから、検索も使う。でも使い方には工夫している。
もし自分でやるならこうやる。その自分なりの答えを検索ワードに使う。すると色々見つかるのだ。

とらのあなは常に門戸を開いている。表札の可愛い小虎が手招きをして、来訪者を待ち望んでいる。
大企業の新規事業の支援もある。中小企業の稼ぐ力を高める取り組みもある。自らの事業もある。
街づくりや文化・観光事業にも取り組んでいる。企業内の志ある個人の相談相手にもなっている。
熱意を持って、手触りを持ちながら新しい価値を生み出す。みんなが主語だ。未来を切り開こう。