コンサートやライブ。とっても臨場感がある。パフォーマーと観客が一体となり熱気を生む。
最近、なかなか体験できていない感覚だ。やはり五感の全てを刺激されるとなんとも言えない高揚感がある。
最近は休日でも部屋に滞在する時間が長い。テレビをなんとなくつけているか、映画を見たりする。
42型のテレビ。部屋で見るには十分な大きさだが、二次元の薄い感じがなんとなく悲しくなる。
映画館に足を運ぶ。やはり大画面はいい。立体的に聞こえる音、風などのギミックも意外と楽しい。
暗い空間の中での大音量。どんどん映画の世界に引き込まれていく。3D映像だと思わず避けたりする。
最近はWebミーティングに慣れてきた。リングライトで顔の明るさを工夫したり一通り試した。
満足のいくものにはなってきたが、やはりリアルのミーティングが懐かしい。反応を的確に掴みたいからだ。
昨日はワークショップをフルリモートで初めて試みた。付箋を使ったそれなりのワークショップだ。
自己紹介でツールに慣れ、グループ討議に分かれた。不安も大きかったが、やってみた感想は「あり」だ。
一番面白かったのは、全員で共有したキャンバスに付箋を貼っていくシーンだ。わちゃわちゃ感がよかった。
各人がマウスで操作するのだが、そのマウスの動きが各人の名前付きで画面に現れる。臨場感を感じた。
少し前にも似たような感覚があるのを思い出した。VR会議システムを使ったバーチャルミーティングだ。
Webミーティングとの違いは、アバターになった自分が空間を動け、相手との位置を自在に変えられること。
リアルではありえない位置関係や距離感に入り込むことまで簡単に起こる。アバターなのに意識してしまう。
事前に用意すれば話題に上がっている別の場所への瞬間移動が可能だ。それもみんな同時に移動できる。
こうしてみると、臨場感は非日常な刺激が幾つか同時に舞い込んでくると現れるように感じる。
これまでの臨場感と新しい臨場感。はたまたその組み合わせ。いろいろな演出ができそうな気がする。
プラス評価とマイナス評価を洗い出すのではなく、刺激の新しい組み合わせを楽しむのが良さそうだ。
人をワクワクさせる臨場感。クリエーターの出番がやってきた。刺激に出会える社会を実現したい。