動詞marketの進行形⁈。売りに出している。おそらく「いちば」が語源なのは間違いない。
アメリカでは買い物をするという意味もあるらしい。
マーケティングの4Pというフレームワークもある。
Product, Price, Promotion, Place。どんな製品をいくらでどんな宣伝をしてどこで売るか。
確かに同じものでも、売る場所が変われば売れ行きは変わる。値段は特に効く。
宣伝も製品を知ってもらうために、売り場に誘い入れるためには不可欠だろう。
歩いていたらたまたま目について買ってしまった。
そんなこともあるが、そもそも目につく場所に置けたことが効いたのだろう。
最近では、ネット検索がトリガーになる。
この商品を検索したけど、まだ買ってない。買い忘れかもしれない。プッシュしてみよう。
この商品を買った人は、他の沢山の人の傾向からこれも買う確率が高い。プッシュしてみよう。
この人の生活スタイルには、この新商品が合いそうだ。今ならお金もある。プッシュだ。
4Pをそれぞれ分解して、沢山のデータに眠る過去の成功パターンを炙り出している。
場所なら、路面店かモールか駅か、店舗内動線はどうか、棚割りはどうか、何個並んでいるか。
場所だけでも細かい要素が沢山ある。他のPとの組み合わせもある。
何が効くかを人の力で見出すのは至難の技だ。そこで登場したのがAI。総当たりも怖くない。
ただ、ふと思う。過去のデータから成功パターンを見出して真似る。これは本質的だろうか。
確かに成功パターンを踏襲すれば、自分の商品が属するカテゴリーの中でのシェアは増やせる。
一時的にそのカテゴリー自体が成長する場合もある。でも多くは他のカテゴリーとの奪い合い。
シェアの争奪はみんなができると効果はなくなる。みんなで市場創出の方法論を確立しよう。