ショッピングの色々

ECサイトでお買い物。統計を見ていないがコロナ禍もありどんどん増えているように思う。
その一方で、コロナ疲れもあり、緊急事態宣言中にも関わらず、あちこちで密な状態がある。
やっぱり人間は「動いて、見て、試して、気に入ったら買う」のが好きなのだと思う。
家を出る時から始まるショッピング体験だ。購入決定のクリックとは異なる高揚感があると思う。

とはいえ、ECは今後も大きな割合を占めるだろう。ではどんな形態が人気になるのだろうか。
遠隔買い物。既に幾つかのトライアルが始まっている。遠隔でアバターロボを動かして買い物をする。
実際にロボットがお店にいて動き回り、会話もできることから、楽しい買い物体験となる。
障害物なども避けられ、人の歩きと遜色がないくらい移動がスムーズになればかなり有望だと思う。

現地に行くことができない人にはもってこいだ。遠い場所での買い物を満喫したい時に役に立つ。
観光などで現地を回りながらウィンドーショッピングを楽しむケースでは別のモビリティが欲しい。
店や絶景ポイントの間をつなぐモビリティが欲しい。ぜひとも雨風や寒さ暑さなどを防ぎたい。
もちろん、買った商品を、長距離移動のモビリティに乗って帰るまで保管してくれたらありがたい。

商品が自宅にくる、人が商品のところに移動する、人が現地のロボに憑依するパターンがあった。
では、あるところまで人が出向くと、そこに次々に商品が移動してくるパターンはあるのだろうか。
イメージが近いのは、自分に合うサイズが店頭にない場合、奥の倉庫から持ってきてもらう場面だ。
お得意様への商品プレゼン・販売を、デパート内のVIPルームでやる感じとも似ているかもしれない。

街の広場やマンションにやってくる移動販売車も同じだ。古くは豆腐屋や焼き芋屋があったと思う。
過疎地への移動スーパーは充実した品揃えで人気だ。音楽を流してやってくるのを心待ちにしている。
活動的な人、時間の限られた人、外出できない人など、どんな人も安心安全に買い物を満喫できる街。
どんなシステムがあれば良いのか、幾つかの街をイメージしながらデザインしてみたいと思う。