創る。

戦争を仕掛けてある城と城下町を占領した。幸いなことに無血開城だった。
一滴も血が流れていないので最悪の自体は免れたという感じだと思う。
あ、これはある漫画の話だ。侵略した理由は、世の中から戦を無くすだ。
戦争を仕掛けて、その先に戦争のない社会を生み出す。矛盾も感じる。

話し合いで前に進む、未来を描くことはできないのか。誰でもそう思う。
でも、この漫画では武力によって戦争のない世界を作ると言っている。
大きな矛盾を抱えながら、戦う場面と創る場面を分けて未来を生もうとしている。
創る場面は武器を取らなくても良い未来。国を跨いだ平等な世界だ。

当事者ではないのでどの理屈なら通るのかは分からない。通る理屈はないかもしれない。
何をしても犠牲者は存在するし、その多くは戦争を始めた当事者ではない。
常に弱い立場の人間が多く倒れていくのだ。もう何が正義なのかは分からない。
でも、常にどうしたら未来を創れるかを意識し続ける必要があると思う。

漫画では敵味方なのに侵略半年後には、元味方のへ出陣の際、元敵にお守りを渡している。
既に未来は創られていたのだ。憎しみをぶつけていた相手の無事を祈ったのだ。
過去に積み重ねられた遺恨。直接的ではなく漏れ伝わってきたことから生まれた。
数十年、数百年の重みは、半年の直接的な触れ合いで払拭された。未来を信じだ。

始めてしまったら最後まで。大きな目的はどこかに行き、勝つ事が目的になる。
目的は豊かな未来のはず。共存共栄の未来のはず。マイナスを作らない創意工夫がいる。
もちろん、人間なのでより自分が大事という側面もある。それはそれで良い。
大事なのはよりプラスを作る事。マイナスをなくす事。プラスの量はうまくやれば良いと思う。