経営。

「経」とは縦糸で、何のために生きているかについて筋を通すという意味合いがある。
「営」とは、その筋を日々の行動に表すことという意味だ。仏教から由来している。
経営には、やはり、社会のため、地球のためという感覚が何より求められているのだろう。
日々の企業活動で、自らが定めた筋を貫くことだ。パーパスの意味が含まれている気もする。

筋やパーパスは抽象的なものから、具体度の高いものもある。どう選ぶのだろうか。
活動に従事する人数が一つの大きな選択基準だ。多ければ抽象的なもので良い。
少なければ具体度を上げておくべきだろう。これは組織の相似構造からくるものだと思う。
大人数いる組織には部門が出来る。部門は少ない人数だ。部門毎に具体を持つことになる。

要は、抽象度が高いものは沢山の組織で扱うのが良い。個々の組織ではある程度の具体を持つ。
おそらく、ピラミッドのような階層構造をとる。但し、全ての組織の具体は同じ方向を向く。
具体の抽象度を上げていくと、必ずピラミッドの頂点にある組織の筋を表しているからだ。
3つの組織の具体を束ねる組織が上の階層にできる。その階層にある4つの組織が束ねられる。

沢山の組織の具体が、抽象度の高い上の階層の組織にどんどん束ねられる。上へ上へとだ。
そうして定義した筋に向きがそろった具体が集まる。それらが束になって力を発揮する。
結局のところ、日々の活動は筋を通すための活動であり、個々の活動を束ねる活動だ。
仏教にはまだあまり触れてきてないが、中々奥が深い気がしている。真理がある気がする。

色々な経営者とお会いする。本気度を上手く伝えれる経営者とそうでない経営者がいる。
考えていることの