ゾロ目。

これまでゾロ目を意識することは無かったが、人生5回目のゾロ目から2日過ぎた。
GO GO。さらに進む感じがあって、5回目は確かにこれまでと違う気がする。
これまでを振り返ると、泥まみれで怪我だらけになっていたのが1回目のゾロ目。
将来の事など考えることはなく、とにかく毎日を精一杯生きていたような気がする。

2回目のゾロ目は大学だ。好き勝手に生きていた学部4年間がそろそろ終わるタイミングだ。
1回目のゾロ目とあまり変わっていなかったかもしれない。でも、研究に芽生え始めた時だった。
学部の成績は最悪で推薦は取れなかったが、大学院の入試に挑戦することを決めた。
仲間のスパルタな応援の下、恐らく教授陣の粋な計らいによって、見事に合格した。

3回目のゾロ目はコンサル会社にいた。最初の3-4年で物流の仕事を一通り楽しんだ後だった。
コンサルの師が入社され、退社を止め、新たな志で突き進みはじめた直後の時だった。
とにかく前に進む。がむしゃらにお客様の価値を突き詰める。そんな毎日を過ごしていた。
クオリティアワードなる賞を頂いた年でもある。いまでもクリスタルの盾を大事にしている。

4回目のゾロ目も同じコンサル会社にいた。お客様への価値の出し方について理解が進んでいた。
シニアパートナーになった年だったと思う。がむしゃらを止め、チームへの接し方が変わった。
どんな難題に対しても真っ直ぐに進んでいける最高の心身をいかに維持するかがテーマになった。
人の力は心身の健やかさの二乗に比例すると感じたのもこの辺りだった。気合いだけではだめだ。

そして、5回目のゾロ目。その間に日本の会社と世界の会社を経営をするという重積を担った。
大胆さと堅実さを併せ持つことに注力した。従業員の給料を上げることにも挑戦した。
一通りやり終えた。でも、新たな業態を作り出す。このレベルの仕事には至らなかった。
今は、文化とものづくりの2本柱で賑わいを生み出そうとしている。6回目のゾロ目が楽しみだ。