観光地の和食屋。

これまで色々な観光地に足を運んできた。そこでの楽しみの一つはやはり食だ。
その土地の産品や伝統的な郷土料理を味わうと心が豊かな気持ちになる。
でも、THE観光地に行くと、そうしたお店を見つけるのがなかなか難しい。
最近は、観光客、特にインバウンド向けにアレンジしたものもあり、不思議な気持ちになる。

京都ももちろんTHE観光地なのだが、意外と昔からのスタイルのままのお店が多い。
新たに開いたお店でも、素材はもちろん料理の味を大事にしているように感じる。
しかもとてもリーズナブルなお店が多く。東京に慣れた自分にとっては驚きだ。
昨日夜ご飯を頂いたお店も、有名な観光地のど真ん中だが、なんとも良いお店だった。

外観は少し古めの民家。中は居酒屋のような佇まいだ。カウンター、テーブルと座敷がある。
メニューを開くと、おつまみ、珍味はもちろん、お魚からお肉までなんでもある。
まずはビールとおつまみ2品。最近はDIYや片付けが多く、疲れた体にはとても染み入る。
次に何を頼もうかとメニューをめくっていると、多様な定食がラインナップされていた。

この定食がなんとも美味しそうだ。メインに加えて、炊き込みご飯とお蕎麦がついている。
メインも焼肉、ヒレカツ、ステーキから、焼き魚、刺身などなんでもある。
さらにミニサラダ、小鉢も2つあったと思う。思わず、追加でヒレカツ御前を注文した。
ランチを抜いていたのが幸いした。目の前に来た大量のおかずも全て美味しく平らげた。

御膳の値段は特にリーズナブルだ。ビールと御膳を頼んでも3000円あればお釣りが来る。
どう考えても周辺の住民が来たくなるお店だ。もちろん外国人も来て日本の料理を堪能していた。
お客さんがいれば23時までオープンすることもあるという。これなら出張帰りでも行ける。
これまでも中華や蕎麦屋で素晴らしい店を見つけた。これからもどんどん開拓していきたい。