身近にあるプラスチック

樹脂の成形品であるプラスチックはとても便利なものだ。世の中で広く使われている。
コンビニ袋。薄く引き伸ばし、袋状にしている。昔は穴が空いたが今はまず空かない。
材料の工夫、改善で圧倒的な品質を実現した。その一方で厄介なゴミにもなった。
ペットボトルも同様だ。使い捨ての蓋付水筒となったが、ゴミは増えていった。

お菓子のパッケージ。紙の箱も多いが、樹脂の袋も多い。これもゴミになる。
スーパーで売っている加工食品のトレー。少量売りに必須だが、これも凄い量だ。
オフィスだとクリアファイル。紙で出力するのが当たり前だった時代、かなり重宝した。
ついつい増やしてしまうのがビニール傘。オフィスの傘立てには沢山放置されていた。

今、一つ一つ見直されている。コンビニ袋はエコバック、ペットボトルはマイボトル。
食品トレーは紙製も増えた。お菓子のパッケージはあまり大きな変化は見られない⁈
クリアファイルは使う量がだいぶ減った。あと、トレーシングペーパー製も出てきた。
傘はビニールがやはり便利だが、シェアリングの仕組みが少しずつ普及している。

使う量を減らす、環境に配慮した材料に置き換える。だいぶ進んできたように思う。
さらに、リサイクルの仕組みも整ってきた。ここでは材料の分別回収が鍵だ。
衣類に再生されるペットボトルは既に一般的になっている。量も増えてきたと思う。
回収した樹脂を溶かして3Dプリンターのフィラメントにする取り組みも始まっている。

用途別の道具が作れるデジタルデータも整備され、気軽にプリントアウトできるようになった。
例えば、ビール缶に付ける取手。ペットボトルの蓋を開けるための道具。20分くらいで完成だ。
生活の中でのちょっとした困りごとを解決してくれる。やはりプラスチックはとても便利だ。
一度生み出したものを半永久的に使う。まだまだ届かないが一歩一歩進んでいる気がする。