モヤモヤ

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競合か仲間か。

コンサルティングの中では、何十年も前から、競合との比較をやってきた。類似の事業をやっている会社の中で、誰が一番事業を成功させているかを見てきた。一番わかりやすい指標はシェアだ。市場の何%の売上や個数を取ることができているかだ。そして、1位の...
きづき

伝える道具。

例えば、ある施設で来場者に何かを伝えたいとしよう。どんな道具が使えるだろうか。看板、チラシ、伝えたいものごとのキャプション、動画、写真、XRなど様々だ。来場者に伝えたい内容をそうした道具を通じてしっかりと届けることが大事だ。ただ、来訪者とい...
モヤモヤ

複雑な事をやり遂げる。

多様性が重視される中、世の中の物事はとても複雑になっているように感じる。何をするにもゴールは遠く、ゴールへの道筋もなかなか見通すことができない。だからと言って、何もしないわけにはいかないので、足元でできることをやる。すると、できることが上手...
きづき

文化施設のあるべき姿。

美術館や博物館の理想の姿とはどんなものだろうか。最近、考えることが多くなった。来訪者には、たまたま時間があっただけで、まったくの興味のない人もいる。展示作品の作者だけは知っているけど、何を見ればいいか分からないという人もいる。そうかと思えば...
モヤモヤ

満員御礼にする。

いま、おおよそ半分のチケットが売れ残っている伝統芸能があるとしよう。もちろん、興行の収支は赤字だ。コストを切り詰めて伝統を守りながら凌いでいる。色々やりたいことはあれど、それを実現するお金も、能力もほとんどない。守ってばかりでは、縮むだけで...
きづき

顧客に寄り添う。

事業を成功させるには、しっかりと顧客のニーズを探索することが大事だ。まずは顧客をしっかりと観察して、その上で実際に話を聞いてみるのがいい。王道の進め方だと思う。でも、ここまではいいが、実はここからが難しい。個々に色々あるニーズの何に応えるの...
ゆとり

不思議な洋食屋さん

昨日、京都河原町あたりの洋食屋さんに入った。検索していてふと目に入ったお店だ。ジューシーなお肉のカツ、エビフライ、そしてハンバーグ。2名さま用の食事のセットだ。お店が「売り」にしているメニューを一度にすべて味わってもらうおうという感じだ。値...
きづき

生活に宿る文化。

文化について考えていると、なぜか「趣味」という言葉にたどり着くことがある。趣味とは、人が自由時間に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。人が熱中している、または詳しいカテゴリーのことだ。人が時間を投資しているものだ。さ...
きづき

未来辞書。

ある集団・組織の中で、主義・主張や利害などによる、人と人とのつながり。人脈を辞書で調べるとこんな定義が出てくる。2つ気になる点がある。1つ目は、「ある集団・組織の中で」という部分だ。広がりがイメージしにくい。人脈という言葉には、どんどん広が...
モヤモヤ

ポジティブが溢れる社会。

もう流石に、失敗の話やスキャンダルの話が多すぎると思う。比率がおかしい。もちろん、「同じ轍を踏まない」といった教訓にもなるが、何かが違う。同じ話が何度も繰り返し伝えられてくる。以前は少し興味も湧いたが、もうそれもない。もっと、自分が立ててい...
モヤモヤ

お面。

昔、お祭りで仮面ライダーのお面を買ったことがある。V3か何かだったと思う。薄いプラスチックのお面の両耳の辺りにそれぞれ穴があって、白いゴムが通っていた。お面を顔に当てると、そのゴムが頭の後ろにきて、ピタッと顔にはまる。動いても取れない。その...
モヤモヤ

磨き上げ。

以前であれば、この言葉を聞くと、「靴」や「車」などを思い出した。歩くのがとても早いので、どうしても靴をあちこちにぶつける。靴磨きが必要になる。意外と重労働で大変だが、プロの方の仕上がりには全くもって到達しない。でも、気づいたのはやはり高価で...
モヤモヤ

思考の往復。

未知の世界を切り開くのは難しい。確かに前提が一つも持てない世界ならそう思う。でも、どんな新規事業であれ、新たな趣味であれ、実はかなりの前提の上に成立している。完成した姿を見ると、確かに新規性は存分に感じられても、それ以外は普通なものの組み合...
モヤモヤ

最低賃金を倍にする。

場所にもよるが、いまの最低賃金は800-1000円の間だ。少し前に引き上げの話があった。過去最大の引き上げで、全国平均で30円強、上がったというニュースを見た。物価の上昇が激しい中、30円という金額がどれほど意味があるのだろうかと、正直感じ...
きづき

もやもやした感覚。

最近、美術館や博物館に行くことが多い。単に仕事だからではなく、かなり気になるからだ。週末にもいくつかの美術館に出向いた。独創的な建物と細部まで設えた空間。光の演出も素晴らしい。建築家やクリエイターには脱帽だ。どうやって日常とは全く異なる空間...