ポジティブが溢れる社会。

もう流石に、失敗の話やスキャンダルの話が多すぎると思う。比率がおかしい。
もちろん、「同じ轍を踏まない」といった教訓にもなるが、何かが違う。
同じ話が何度も繰り返し伝えられてくる。以前は少し興味も湧いたが、もうそれもない。
もっと、自分が立てているアンテナでキャッチしたい情報がたくさんあると嬉しい。

つい最近、10年がかりのまちづくりに失敗したという話があった。本当にそうだろうか。
折を見て再スタートすると思うし、そもそも諦めていないと思う。今こそ知恵を出したい。
その土地ならではのコンセプトを決めて、磨き上げる。街の住人の楽しい姿を来訪者に見てもらう。
街の住人が主役の取り組みだ。ただただ、それを後押しして束ねていくのが良いと思う。

色々な先進的な技術があれば、断然面白い街になる。要は住民が主役の使い方ができるかだ。
今までやったことがないことだから、うまく行かないのは当然だ。粘り強くやればいいだけだ。
古くから住む人と、新たに住む人の融合は、もちろん大変な課題だ。でも成功例はいくらでもある。
街の賑わいを増幅したいという想いが一緒なら、必ず「重なり」が見つけられると思う。

褒められると伸びるタイプ。よくそんな話を聞く。それが全てではないが、極めて大事だと思う。
人の力は、気持ち次第でゼロにも百にもなる。人の力同士が組み合わさると千にも万にもなる。
ある意味、生産性向上は簡単だ。それぞれが力を発揮できる心持ちになるだけでいい。
うまく行った話を褒め、自分も負けてられないと奮起する。その話を広げていくことだ。

それは組織やプロジェクトでも同様だ。それぞれの能力を足していく。組み合わせていく。
褒め合い、支え合うと、能力は増幅する。ポジティブのスパイラルが回り始める。
あちこちで、そんな状況が起こると、場や社会が明るくなる。ゴシップなどどうでも良くなる。
日本のスポーツのチームワーク。そろそろ会社組織、社会でも実践していきたいと思う。