コンテンツが良いと、組織はそれなりにうまくいく。なぜなら価値を感じるから。
あれ良かったよと、口コミが生まれ、協力者や仲間が増えていく。いい流れができる。
アーリーアダプターがどんどん集まり、ワイワイ、ガヤガヤ、楽しい状況が生まれる。
なにかあってもクレームではなく、こうした方がいいかも。そんな感じの反応だ。
しばらくすると、様子が変わってくる。当たり前に品質を意識した人が現れる。
思いよりも、買ってあげている。そんな風にどこかで思っている人が混じってくる。
そうなってくると、色々なクレームが出る。それに対して品質を保つべく、ルールを作る。
コンテンツの磨き上げが進んでいく。このあたりまでは意外とスムーズにいく。
それなりの規模に到達すると、アーリーアダプターはいなくなる。仲間の輪が広がらない。
これまでと同じやり方では、新たなユーザーが集まらなくなってくる。結構深刻だ。
仲間の口コミチャネルはもう限界に近い。新たなチャネルを作らない限り、成長はない。
でも、組織は今までと違う一歩をなかなか踏み出せない。まだ大丈夫だという雰囲気だ。
冷静になって考えれば簡単だ。マスマーケットではシビアに費用対効果が吟味される。
常に、比較の対象として見られているのだという意識を持つべきだ。どちらがお得かだ。
企業の目的や課題を実現したい時、それに貢献できる商品やサービスは無数にある。
その中から、選んでもらうための工夫に頭を巡らせなければならない。徹底的にだ。
組織の成長はこのフェースへの移行がしっかりと行えるかにかかっていると思う。
多くの組織は足踏みをして、痛い目に遭いながら、時間をかけて進む。消滅する場合もある。
なんとかして、きづきを持って欲しい。それをやるのがウチの会社のはずだ。頑張らねばだ。
そういえば、きづきも転換点に来ている。仲間内の活動を、マスに広げるタイミングに来た。