新緑

今日は晴れている。まだ少し肌寒い感じが残っているが、太陽の光が暖かい。気持ちいい。
昨年の夏に、東京から持ってきたグリーン達はだいぶ頑張った。でもずっと汗をかいていた。
寒暖の差が激しい京都は少し辛かったのか、半分強のグリーンが乾いた木になってしまった。
でも、残ったグリーンは今日、太陽の日を浴びて、元気に揺れている。冬を越したようだ。

新芽も出てきた。日に日にその数が増えている。凄い生命力だと思う。ただただ驚く。
太陽の光を浴びて、水と大気から取り込んだ二酸化炭素で、酸素を作る。光合成だ。
植物があるから酸素があるといっても過言ではない。人にとって大変ありがたい存在だ。
それだけではない。目の前のグリーンを見ているだけで、気持ちがゆったりとしてくる。

街並みもだいぶ変わった。明るさが明らかに増した。濃い緑と薄い緑のコントラストが綺麗だ。
生命を感じるし、気持ちが上がる。緑や土のある環境は幸せを運んでくるのだと思う。
大都会はコンクリートジャングルとはよく言ったものだ。ゆとりや感謝が小さくなっていく。
広い空の青と、新緑。しっかりと心を落ち着けて社会の価値に向き合うには必要だと思う。

自分も新芽を出せないだろうか。もっとゆとりを持って、もっと価値にまっすぐに向き合いたい。
太陽の光を浴びながら、頭の中を、脳の中を、光で満たしていく。笑顔で満たしていく。
自然に、無理をせずに、価値を追い求めていく。仲間をどんどん巻き込んでいく。
自分のやりたいこと、それが社会に役立つことを話す。こんな会話を増やしていきたい。

人にとっての水はなんだろう。二酸化炭素はなんだろう。身の回りにあるものだ。
仲間と構想だと思う。構想のタネがあって、仲間が集えば、光が当たれば、芽が出てぐんぐん育つ。
その化学反応の姿は、周りにも勇気を生み出す。花粉や種子が広がれば、色々なところで芽が出る。
自分の力と、社会や地球の大きさを比較しても意味がない。仲間を集めて元気玉を作りたい。