プロセスと結果。

物事には、結果とそれに至る道筋、プロセスが必ずある。どちらが大事だろうか。
結果こそが全てということわざ⁈もある。残るのは結果だから正しくも思う。
でも、プロセスが大事な経験になる。そんな言葉もよく聞くような気がする。
まあ、要は両方大事だということだ。ではどちらを先に考えるべきだろうか。

しっかりとプロセスを踏むことで、抜け漏れない検討が行え、正しい答えに辿り着く。
要は結果をプロセスを使って管理しようというわけだ。確かに安定した結果を導けそうだ。
疑問が湧くのは、各プロセスのクオリティだ。プロセスの粒度と言ってもよい。
プロセスはどうしても抽象度が高く示されていることが多い。結果につながるには経験がいる。

このくらいの粒度で進めていけば、自ずから良い結果につながる。そんな感じだろうか。
同様のプロセスを10回くらい経験すれば、ちょうどいい塩梅の進め方を会得できるだろう。
でも本当に良い結果が生み出せるようになるのだろうか。前述のように安定はする。
でも出てきた結果はなにか予定調和になってしまったりはしないだろうか。これが悩みだ。

一方で、結果を先に考える方法はどうだろうか。難しいのは分からない中で結果を妄想することだ。
こういう結果を生み出したい。なぜならこんなこと、あんなことが同時にみたされるから。
こんなことをひたすら考えながらありたい結果を考え抜く。難易度は高いが面白いやり方だ。
面白いのは今までにない要素が色々出てくるからだ。あったらいいなは無限だからだ。

そこからの絞り込みが大変だ。登場人物を設定して、それら全ての人がWin-Winになるものを探す。
考えなければいけないことは爆発的に増えるが、慣れてくる意外と簡単に思えてくる。
探すことができたら、そのありたい世界を構成するものを抜け漏れなく探していけばいい。
あ、考えてみたら結果は先に考えてはいるが、プロセスに沿って進めている。奥が深いと思った。