昨年開いた事務所にもレコードプレーヤーがある。懐かしさに背中を押された。
改めて街中のレコード屋を調べてと、結構たくさんあるのがわかる。
京都でも5軒どころではなく見つかる。場所を覚えて、近くに行くと立ち寄ってみる。
とても昭和感に溢れる。パタパタとレコードをめくりながら、掘り出しものを探す。
ジャケットが大きいとなかなか迫力がある。音楽に加えてジャケットも作品だ。
当たり前だが、懐かしい音楽ばかりで、レコードをめくる手がしばしば止まる。
あれ、どんな曲が入っていたかなと、取り出して確認する。すぐに欲しくなる。
一回レコード屋に入ると、だいたい2-3枚は買ってしまう。千円しないものもある。
半年くらいそんなことをしていたら、もう30枚くらいは貯まった。友人に頂いたものもある。
これまで休日の朝はアマゾンミュージックの朝の音楽だったが、今はレコードが多い。
それも優れもののプレーヤーのおかげだ。なんと、スタートボタンひとつで全てが終わる。
盤をプレーヤーにセットするだけで、針が定位置に動き、片面が終わると針は自動で戻る。
この機能により、ぼーっとできるのだ。針を上げずに盤がずっと回り続けることはない。
ふと気づいた時にB面もしくは次のレコードをかける。とても楽ちんである。
最近まで、モノラルスピーカーをBluetoothで繋いでいた。それはそれで味わいがある。
先日突然、配信音楽で使っているステレオスピーカーに繋がり、音のクオリティが何段階か上がった。
でも、いまでもモノラルのスピーカーも楽しんでいる。昭和にタイムスリップした感が出るのだ。
当時の曲は当時の感じで。記憶が蘇る。ステレオの方も、針が奏でる感じをしっかりと伝えてくれる。
これはこれでありだ。盤の汚れ、キズなどもなんともいい感じだ。ジャケットを見ながら聞く。
時間の流れを変える。ゆとりを演出する。生活のリズムにメリハリを。もっと色々試してみたい。