虎の子はチケットと飲食⁈

来場者の減少が続くアミューズメントパークがあったとしよう。どうするか。
まず頭に浮かぶのはこのままいくと、いつ経営が破綻するかだ。残り時間を把握する。
次は、再生すべきか、そうでないかの判断だ。つまり、潰すか、続けるかの判断だ。
潰すかどうかについては、様々な関係者の思惑がある。そこに耳を傾ける時間が必要だ。

潰すと決まったらそれ専門の会社に任せるのが一番良いと思う。債権を整理していく。
続けると決まったら、コスト削減と売上拡大の両方を同時に進める計画を作っていく。
コスト削減は一時的な閉鎖部分を作るか、もしくは業務効率化やサービスレベルの見直しだ。
もちろん一定の成果はあるが、止血程度の話で、抜本的な解決策には当たり前だがならない。

来場者の減少が激しいということは、来場者数がキャパシティに全く達していないはずだ。
売上増にはとにかく人数を増やす必要がある。何で惹きつけるのがよいのだろうか。
なにより本業の娯楽部分のコンテンツを引き上げるか、魅力を伝える必要があるだろう。
数十のコンテンツがあるはずだ。目玉を幾つか作るか、既にあるものを目玉として伝えていく。

そう、虎の子はやはり娯楽・入場チケットだ。コンテンツは切り出して別の場所で使うのも大事だ。
ティザーのように認知を高めることにもつながるし、短い楽しい娯楽が一つ増えることにもなる。
目玉のコンテンツが三つもあれば、切り出し、組み合わせなどで多様に盛り上げることができる。
二つ目の虎の子は飲食だ。飲食はリニューアルのリードタイムも比較的短く即効性が生める。

また、利益率を高く設定できるのも魅力だ。パークの集客力の向上に合わせてメニューを拡充する。
メニューは増やしながら値段を上げていくだ。ここで再生への投資資金を稼ぎ出さなければならない。
チケットは稼働を上げて赤字を減らす役割、飲食は再生への投資資金の獲得といったイメージだ。
キャラクタが際立てばグッズは次の虎の子。ネットも稼ぎ方次第では有望だ。全体観を持ちたい。