木と森。

もっと森を見る癖をつける。多様性の社会で生きていくためには俯瞰力がいる。
機能を突きつけることは素晴らしい。でも機能は組み合わせで威力を発揮する。
故に、チグハグに組み合わせるのではなく、調和した形で過不足なく組み合わせる。
でも、往々にして機能だけを見てしまうことが多い。深掘りが好きな人種なのだろうか。

木を見て森を見ない。昔からこんな言葉がある。ということは、課題意識はあったのだ。
虫の目と鳥の目。これも同じだ。両方を持ちたい。まだ探せばありそうだ。
ということは、昔から課題意識はあったものの、なかなか解消できない課題だったのだろうか。
言葉を変えては伝え、様々な場所で違う言葉で教えが説かれていたということだろうか。

世の中には、ノウハウ本がたくさん出ている。でもその多くは沢山の機能を揃えている。
イノベーションに必要なノウハウ。例えば、これを何十もの機能に整理して説明している。
もちろん、機能ごとの事例の紹介もある。その機能の説明に適した事例を集めている。
でも、少し疑問が出てくる。事例はその機能の説明で終わってよいのだろうか。

仮に、その事例が社会に大きな成果を出しているとする。そうであれば森が見たくなる。
逆に、確かに良い機能だっととしても、社会に成果が生まれていなかったら、使い方が悪い。
多様な機能が組み合わさった森はどうなのか。社会に成果は生まれたのだろうか。
その機能は、他のどんな機能と協調し合っているのか。突出していてもダメなのだ。

視野を広げる。全体を俯瞰する。どこまで広げたらいいのだろうか。全体とは何か。
確かに、森を見ると言ってもどう見るかは難しそうだ。でも、まずは単純に広げればいいと思う。
なんとなく、成功しているかは分かるはずだ。それであれば、他の頑張っている機能を探す。
もし失敗しているのなら、どんな機能が足りないのかを考える。まずはここから始めてみたい。