辞書をみると、professionとは賃金を支払われるなりわいという意味だ。
professionalとはそれに属する人という意味で、現代では専門的な職に就く人だ。
専門的な仕事で評価を得ている人と言っても良いだろう。故に仕事が集まる。
おそらく、仕事に対する姿勢も関係していると思う。完遂するという姿勢だ。
受けた仕事でしっかりと価値を出す。それにコミットをするという感覚だ。
仕事をした時間で対価を請求するのではなく、生み出した価値への対価を求める。
もちろん、実際の請求は仕事に掛かるおおよその時間に単価をかけた金額であることも多い。
でも、単価の部分に価値の高い仕事を生み出しているという誇りが込められている。
時給で言えば、数万から10万を超えるケースもある。そのレベルを超えると時給換算はしない。
時給の場合は、どうしても過去に生み出した価値を参考にすることが多い。
あの凄いものを生み出したのだから、今回はこのぐらいの対価で価値を生み出して欲しい。
こんな思考パターンだろう。コンサルティング会社などは顧客との対話の中で対価を決める。
アートが絡む場合は、提案されるケースと評価をする側からの言い値になるケースがあると思う。
これから作る作品の場合は前者で、すでにあるものは後者だろうか。目利きが価値を決めていく。
そこには価値を高めていこうとする意思のようなものも存在する。それにプロは応えたくなる。
価値を高める方向にベクトルが向いている。それを確かなものにするために日々研鑽する。
プロフェッショナルはプロフェッショナルとの仕事を好む。刺激が相互にあるからだ。
刺激は化学反応の素になり、価値を飛躍的に高めるきっかけになる。自分の仕事を進化させられる。
価値を生み出せるかのギリギリの勝負。そんな緊張感を持ちながら、完遂を目指して進む。
プロフェッショナの姿勢をもっと広めたい。そうすれば世の中の対価は高まっていくはずだ。