新たな価値の供給者を増やす。

このお題を実現するにはどうすればいいのだろうか。少し考えてみたい。
真似をしていては、価値は生めても新たな価値にならない。工夫を足す必要がある。
今ある価値に何が加われば、もしくは何をなくしたり、何を良くすればを考える。
さらに、別の業界からヒントをもらって、その要素を持ち込めばかなり新鮮だ。

ただいずれのやり方でも、やはり既存のプレーヤーが主役になる。売る仕組みを持っているからだ。
故に、新たな価値で収益を得られるプレーヤーがあまり増えていかないことになる。
身の回りにある不便を感度良く見つけて、その解決策を生み出すというやり方もある。
これなら、アイディアが勝負なので新たな供給者が生まれるチャンスがある。

以前あったもののリバイバル。こんなやり方もあるかもしれない。話題づくりが大事になる。
新たに生まれた技術を活用して、新たな価値を生み出すこともできる。AIなどがそうだ。
最先端の技術にいち早く精通すれば、大きな事業に仕立てることもできると思う。
でも、どうしても資本をたくさん持っているプレーヤーが強い構図になっていると思う。

資本を持った少数の供給者が、たくさんの従業員を雇う。この構図はあまり変わらない。
供給者が増えない。多様性も生まれにくい。ではどうしたらいいのだろうか。
仕組み自体を変える必要がある。従業員、つまり業務に付き従う人という概念を変えたい。
資本を持った会社は、新たな価値を生みやすい場を作り、そこで創造する人を集める。

集まった人が社員なのか、会社の外の人なのかはどちらでもいい。供給者になって貰えばいい。
新たな価値を社会に届けるには様々な機能が必要だが、それぞれの供給者の不足を補っていく。
できれば、供給者同士でお互いの新たな価値を買い合う仕組みを整えてみたい。
KPIは供給者の人数とお金の回る速度。新たな社会がうっすらと見えてきた気がする。