人の光。

アニメなどではよく表現されているが、人には光が宿ると思う。力強く輝く光だ。
志や想いといったものが、輝きとして放たれているのだと思う。熱量を感じる。
そして、人と人はそうした光に魅かれ合い、自然と繋がっていくような気がする。
そのつながりが増え、重なることで、心の通い合う豊かな社会が形作られていく。

オーラやフォースという表現も多い。これは物理的な作用を起こすことすらある。
強い想いがモノを動かしたり、人の気持ちに働きかけたりする。感覚は分かる。
ただ、実際にその能力を見たことはないし、いまのところ自分でできるとも思っていない。
でも、言葉や身振り、表情に、想いを込めることはできる。それが伝わるのは実感している。

呼吸法というのも関係があると思う。精神的な落ち着きが想いを増幅させるからだ。
邪念を払うという感覚だろうか、落ち着くと研ぎ澄まされていく感覚がある。
荒ぶる感情をぶつけることもできるが、大抵の場合、ポジティブな結果にはならない。
どこかで、本質ではなく、攻撃的な側面が出てしまう。伝わるものも伝わらなくなる。

白く輝く光は、どこかで温かみを感じる。そこに触れたくなる安心感がある。
つい、その光を分けてもらって、自分の光と重ねてみたくなる。続けると自分の光も白く輝く。
最初に自分が持っていた色味ももちろん残るが、沢山組み合わせると、白に近づく。
よく達観した世界は白で描かれるが、白く輝く光を自分の中にも宿していきたいと思う。

人の光は、自律性や能動的な心持ちから生まれる。「やりたい」の意志の現れだ。
その意思が強ければ強いほど、白く輝く。落ち着けば落ち着くほど、棘がなくなる。
脳が活性化され、アイディアが溢れ出してくる。場がどんどん明るくなるのだ。
さあ、楽しい時代がやってくる。人の光を増幅する活動をみんなで進めていきたいと思う。