沁み入る食事

これまで色々な国の食事を食べてきたと思う。国によって大きく趣きは異なる。
その国に古くから根付いてきた郷土料理は、確かに積み重ねを感じる。
でも、必ずしも味覚に合うかというと、そうでないこともある。慣れがあるからだ。
外国の料理だと、イタリアンとスパニッシュが好みだ。何度も食べたくなる。

とはいえ、結局もどってくるのは、和食だ。身体にとても優しい気がする。
お寿司も天ぷらも、お蕎麦もご飯もすべて美味しい。本当に日本に生まれて良かった。
そんな和食の中でもなんといっても優しい気持ちになるのは、おばんざいだ。
昔から京都の一般家庭で作られてきた惣菜が、おばんざいの定義らしい。

昨日もとっておきのおばんざい屋さんで食事とお酒を堪能した。少し食べ過ぎた!
一つひとつのお料理に味わいがある。目を瞑って「うーむ」と思わず声がでる。
ごぼう、じゃがいも、カリフラワー、ブロッコリー。お野菜がとにかく美味しい。
普段はお刺身かお寿司しかたべないお魚は、煮付けだ。なんともクセになる味だ。

お酒は地のものを選んだ。先日、お酒作りを見せて頂いた何百年も続く蔵元だ。
今日は透き通ったお酒だったが、次はにごり酒を飲んでみようと思う。楽しみだ。
最近はとても弱くなったが、やっぱり食事とお酒はセットだ。気分が上がる。
月曜の朝を意識しなければ、もっと飲みたかった。次は土曜日にしよう。

昨日は、今週の活動のエネルギーを得た。食べた数々の品が力をくれている。
食にはそれだけの力がある。そんな食事を誰かと一緒にすると、記憶に刻まれる。
次は誰と訪れようかと、頭を巡らせる。それ自体が楽しい。少しよだれがでる。。。
まん防が終わった。少しずつペースを上げて、優しい夕食の時間を堪能していく。